蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
 2011年08月25日
近畿地方調査 第二弾
 昨年、竹生島調査で大満足してから早1年、また夏休みが・・・。
 今回はUSJ(ユナイテッド・スタジオ・ジャパン)をメインに含めた調査。子供たちを喜ばせるぞ ・・・・?

 今回のへび調査隊の行動 (太字は”へび”と関係有り)
一日目
京都府京都市 大田神社 蛇の枕
京都府京都市 蛇塚古墳
大阪府大阪市 豊国神社
大坂城公園 天守閣
道頓堀周辺
二日目
大阪府大阪市 八立龍王大明神 と USJ
三日目
奈良県桜井市 三輪山 大神神社
桜井市埋蔵文化財センター と 桜井市芝運動公園
崇神天皇陵 と 今里の蛇巻
 
桜井市 崇神天皇稜(行燈山古墳)
所在地 奈良県天理市柳本町
形状 前方後円墳
規模 全長242m 高さ23m
築造年代 4世紀前半
被葬者 崇神天皇(宮内庁治定)
史跡指定 宮内庁治定(山辺道勾岡上陵)
地図
大きな地図で見る
*上記案内は調査当時のものです。お出かけ前に電話等で確認の上お伺いください。
 



 
宮内庁管轄

帰り道に何気なくよってみましたが、

へび調査隊はこの時初めて、宮内庁管轄地へと足を踏み入れたのだった。

監視員もいるのだ。

綺麗に管理され 監視員に捕まらないだろうか
ドキドキの調査である・・・。

古墳であるが、神社の鳥居が・・・・。
神社というのはもともと、盤座であったり、古墳であったりものだと
わたくしは推測している。
クリックで拡大
あまりにも大きくてまるで島である。
前方後円墳の 方墳側(四角側)から見ている。





感想
 
 車で移動時に看板がっあったので何気なく寄りましたが
 これは「島。」の一言です。
 
 奈良は歴史史跡の宝庫で見たいところだらけです。東南にある三輪山のふもとから東北部の春日山のふもとまで、山辺の道として歩きながら見学できようです。いつかゆとりがあるときに、のんびり散策したいものです。
 



 おしまい




桜井市 今里の蛇巻 杵築神社
 
杵築神社 拝殿
所在地 磯城郡田原本町今里167 
創祀 不明
江戸時代は牛頭天王社。明治42年に字東クノギにあった春日神社を合祀
祭神 須佐男命
天児屋根命
境内社 市杵嶋神社
例祭 <今里の蛇巻>
6月第一日曜日(以前は旧暦5月5日)

午後1:00~午後2:30 杵築神社にて蛇型の作成 
午後3:00~午後5:30 今里の大字全戸をまわる・・・その後、杵築神社にて巻きつけ

地図
大きな地図で見る
*上記案内は調査当時のものです。お出かけ前に電話等で確認の上お伺いください。
 


杵築神社 本殿
「上り龍」の「蛇巻き(じゃまき)」

蛇は神社境内横にある榎木に蛇頭を梢にまで持ち上げ巻きつけられる
今里の蛇巻(じゃまき)
 農作物の豊作を祈るとともに男の子の成人を祝う節句行事である。
毎年六月の第一日曜日(旧暦のときは五月五日の男の節句の日)に、蛇の形をした長さ十八mの蛇綱を、新麦わらで作り、十三歳から十五歳の男の子が蛇綱の頭を担ぎ、それより年下の男の子と当屋の男たちが胴を持って、村中の家々を大声で「おめでとう」と言って、祝福して囘る。その道中で、誰彼の区別なく、蛇綱で人を巻き込んだりする。
 昭和五十八年頃に、隣ムラの鍵の蛇巻とともに「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として、文化庁より指定されている。
                                    田原本町


 
手水舎 百度石


正福寺
杵築神社の境内にある
融通念仏宗、「通法山」
通称、正福寺

本尊:室町時代の阿弥陀如来立像




桜井市 鍵の蛇巻 八坂神社
 
所在地 磯城郡田原本町 鍵
創祀
祭神
境内社
例祭 <鍵の蛇巻き>
6月第一日曜日(以前は旧暦5月5日)
午前8:00~午後1:00 八坂神社で準備 
午後1:30~鍵の村中を練り歩き、その後、北中学校前にて巻きつけ

感想
 
 奈良県磯城郡田原本町 鍵集落と今里集落にはともに藁で作った蛇で村を練り歩き大樹にかけるという男子成人の祭りが存在する。鍵の蛇は頭を地に置いて尾を上にして蛇縄を木に巻き吊るすところから「下り龍」と呼ばれ、今里の蛇頭を上にする上り龍)と一対をなすものだといわれている。
 またどちらかを雄綱、どちらかを女綱と言う呼び方もするらしい。

 しかし、さんざん探し回ったのですが、あたりは次第に暗くなり、今里の蛇巻と杵築神社はわかったのですが、鍵の蛇巻と八坂神社がなかなか分からず・・・。
 結局、わたくしがさまよっていたのが田原本町西代地区の八阪神社であり、その周辺に蛇巻が無いか探していたようです。 (も~~。あほ!)
 暗いよ~~。写真は西代地区の八阪神社。

 食事をしていたので遅くなっちゃったんですけどね・・・そんな訳で、また奈良に行く理由ができたからいいじゃん。

ところでこのへび巻き・・・。奈良地方だけではないらしい。他の地域でも樹木にワラの蛇を巻きつける風習があることが分かってきました。民族の流れというものがこの風習を通しても見えてきそうです。そのへんも調査項目として今後の課題としておこうと思います。


そんなこんだで 近畿地方第二弾!!

 二泊三日の調査旅行でしたが、へび調査あり、歴史のお勉強あり、登山あり、USJのお遊び有り、そして、ホテルのランチビュッフェあり、たこ焼きありと 調査隊員全員が満足できたところで調査終了です。
 ちなみにこれを編集しているのが2012年10月でして、2012年の夏休みも近畿地方第三弾として行ってきました。 また来年中には更新する予定です。

 (待てるか ヽ(`Д´)ノ ぷんぷん)

 お怒りはごもっともですが お楽しみに~~。

 おしまい




 
前ページに戻る
「へび調査隊」目次



へびって?(ヘび民族のルーツの探求)

蛇の目って?(「蛇の目」の事を調べてるページ)

蛇の目ってなんぞや?!(ホームに戻る)