蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
 10年04月25日
岡崎市南公園
所在 岡崎市若松町字萱林1番地1 電話0564-51-4426(交通広場)
入園料 無料 
遊園地・交通広場の乗り物は有料。
・テニスコート・野球場 使用料あり 

開館時間

4月1日~9月30日 午前9時~午後5時
10月1日~3月31日 午前9時~午後4時

休園日 毎週木曜日、12月29日~1月3日 ※木曜日が祝日の場合はその翌日
駐車場 無料
http://www.mis.ne.jp/~hiroba/index.htm (公式HP)

http://www.city.okazaki.aichi.jp/menu5397.html (市HP)

*上記案内は調査当時のものです。必ずオフィシャルサイトでご確認の上お伺いください。

 愛知県には調査隊も行った安城市堀内公園、豊川あかつか山公園、岡崎市東公園と広くて安くて楽しめる公園ばかりで 時間がある日はついつい愛知県に行きたくなってしまうのですが この南公園もやっぱり良かった。

 岡崎市南公園は 遊園地、プール、テニスコート、野球場などのほか、交通広場まである公園です。わたくし達は遊園地と交通広場を調査してきました。

 それでは 報告書のほうへ。 

遊園地
メリーゴーランド

定番中の定番 

しかも 1回100円
ゆめポッポ
1回60円
サイクルモノレール
1回60円
リスコプター
1回100円
その他に
観覧車 1回100円
メリーゴーラウンド 1回100円 
てんとう虫のサンバ 1回100円
サファリペット 1回100円
小型自動遊具 1回50円
ティーカップ 1回100円  

素敵!!
広場の無料遊具 噴水
 




交通広場
ゴーカート2人乗り
1回目と2回目をつなげていますが
おおよそ 1周の映像です。   (⌒_⌒;) タラー
 
 
利用料金
 ゴーカート2人乗り 1回1人60円
 ゴーカート1人乗り 1回40円

その他の遊具
 バッテリーカー 1回 50円
 バッテリーカー2人乗り 1回 50円

 足踏式ゴーカート 無料
 無料貸し出し 自転車 三輪車あり 
D51 686号機関車 広場の恐竜
 

感想

今日は夕方には確実に帰りたかったので 公園オンリーです。
岡崎まで来たのに資料館とか博物館に行かないなんて珍しい事でした。
だから 子供達も大満足。
入園料が無く、ゴーカートが40円60円の施設って他にあったかなぁ?と思うほどの低料金。
愛知県大好き!! (ここまでが この公園の感想です。)
そして・・・。

20円つづりの回数券を購入するんですけど・・・。

「ん!! このマークどこかで見たなぁ?」
「あっ!!蛇玉もなかだ。」

「巳美(家内)~~!このチケットのマーク蛇玉もなかだよ~~。」
 巳美 「だから、さっき入り口の方で旗が龍みたいだよって言ったのに。」
 巳右衛門 「え~~ホント?聞いてなかった。」
 巳美 「いっつも そう~。」
 
 ここでつながるとは思いませんでした。 
岡崎市の市章=蛇玉もなか

以前⑦ 蛇玉もなか の由来を調べた際に創業者亀田宗兵衛のご先祖様が溝口勝吉(半左衛門)で、尾張 葉栗郡出身と言う事が判りました。 加藤清正の叔父に溝口勝吉の長女が嫁いでいる事からも加藤家との絆が深くなったと理解しました。

しかし、です。
ちょっと離れていますし国が違うものの、ご先祖様は岡崎市(三河)出身だったのかも知れません・・・。

ちなみに
各章についての謂れ

岡崎市
 『岡崎市の市章は、外まわりに竜の爪が宝珠をつかんだ形を配し、その中は岡崎の「岡」の漢字を図案化したものです。
 岡崎城は別名「竜ケ城」とも呼ばれていました。もともとこの山には、竜神が住み、城が築かれるとその守護神となり、敵が攻めてきたときには、必ず雲で城を覆って守ったと伝えられています。 また、徳川家康公がこの城で生まれたときも、竜神が現われて天に舞ったという伝説があります。
 このような故事をとりいれ、市章の外まわりは、竜の爪が宝珠をつかんでいる形にしたのでしょう。』 岡崎市HPより

一宮市
 大正郡制廃止時1940年(昭和15年)に編入されている葉栗郡つながりで一宮市も調べてみました。 『真清田神社の五鈴鏡をかたどったもので、明治42年、当時の小学校校長・服部康吉、原田清太郎、佐藤佐太郎、桜井義一の四氏によって作成され、児童の校帽き章として採用されたのが始まりで、市制施行の翌年、大正11年10月2日、初代市長・日野常太郎氏のときに一宮市の市章として決定したものです。』 一宮市HPより

愛知県
 『このマークは太平洋に面した県の海外発展性を印象づけ、希望に満ちた旭日波頭(きょくじつはとう)をあらわし「あいち」の文字を図案化したもので、昭和25年に全国各地からの応募作品1,600点の中から選定されました。』 愛知県HPより

他の旗章は後に制定されたようですが 
こうなるとですよ・・・。

岡崎市の市章の原型となっていた図案はかなり古いものであった可能性と、亀田大隅守高綱の胴丸に 蛇玉もなかの図案が本当に描かれていたのでは、という疑問が出てきました。

だって これ見たら ”玉持っている龍”と言うより ”玉璧持ってる龍”と思うでしょ?

真ん中の”玉”を爪でしっかりつかんでないんだもん。
落ちちゃうよ。


で、 更に調べていき今回の調査で確認できたことは
①亀田宗兵衛のご先祖様が岡崎市(三河)出身の可能性。
②岡崎城のある山が龍頭山で岡崎城は昔「竜ケ城」と呼ばれていたこと。
③15世紀半ば三河の守護代西郷弾正エ門稠頼が龍城(たつき)神社建立。 私のプロフィールにも書いていますが、湖西連峰(弓張山脈)の石巻穴の辺りに西川城址があるがこの城も西郷清員築城。 龍(蛇)と関係があるのではないだろうか?④に続く。
龍城神社謂れ 『何処ともなく柳の五ッ衣に紅の袴をつけた気高い乙女が天守に現われ、「われはこれ歳久しく此の処に住む龍神なり、汝われを鎮守の神と崇め祀らば永く此の城を守護し繁栄不易たらしめん」と、おりしも城中の井水噴き出で、高く天に沖し飛瀑の如く龍神に注ぎ、一群の黒雲舞い下りて天守を包むと見るまに龍神の姿は忽ち消えうせた。此の不思議に城主おどろき、天守楼上に龍神を祀って城地鎮守と崇め永く加護を祈り、城の名を龍ヶ城、井の名を龍の井と称えしと云う。』 龍城神社HPより 
浜北区 「へび調査隊記」 で赤蛇伝説について書きました”へびと宝珠”。
龍玉もなかと呼ばず蛇玉(じゃだま)と銘名された事からも 
静岡県遠州と長野県信州(南信州)とつながっている伝説は数多くある事は今までの調査でもいくつも見てきました。 また愛知県三河もまた 昔から”三遠南信”といってこの地域は密接に交流を続けて来ました。同じ静岡県でも浜松市と静岡市はまったく異国です。
⑤最後に西郷氏について

◎ちなみに三河西郷氏と西郷どんは血縁筋になる。西郷どん=西郷南州隆盛の南州とは南北朝時代の南朝方に付いた(縁がある)事からと言われている。(矢切伝)
◎岡崎城は三河の守護代だった西郷弾正左衛門稠頼が築城し初代城主となる。しかしこの岡崎城は松平清康(家康の祖父)に攻め落とされている。 が、西川城を築いた西郷清員はめちゃくちゃ徳川家康に気に入られている。
◎家康の側室となった西郷局(院号は泉院、台院。)は西郷正勝の外孫(戸塚忠春(遠江国)の娘)。  (余談ですが家康は後家好み&自分の出自(階級)と似たような女性を好んだ。これも矢切伝)
 ・加藤清正の兜の”龍と蛇の目” 
 ・徳川家康の兜の”龍と蛇の目”(羊歯印)
 ・西郷氏の伝説 
 この三家は へび民族としてのつながりが深いと推測している。
以上が確認できた事です。

今回の疑問点
◎岡崎市の市章の図案はかなり古いものであった可能性
◎亀田大隅守高綱の胴丸にホントに蛇玉もなかの図案があった可能性
については 明確な答えが得られませんでした。

ですから 『蛇玉もなかの図案=蛇の目』については 念のため保留にしつつも・・⑤の理由から蛇の目でもいいんじゃないかなぁと思うんです。(もう蛇の目枠で掲載しちゃったと言う事もありますし。)


そんなわけで まさか、ただのお遊び調査隊記から へび調査につながるとは思いませんでした。 岡崎市の市章からいろいろな事が見えてきました。
こんどは岡崎市の博物館や資料館にも足を運び関連を調べていきたいと思います。

やっぱり愛知県っていいなぁ。


おしまい。
 
 
前ページに戻る
「へび調査隊」目次



へびって?(ヘビ民族のルーツの探求)

蛇の目って?(「蛇の目」の事を調べてるページ)

蛇の目ってなんぞや?!(ホームに戻る)
 
1