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県道72号線沿いに建つ
アンモナイトの看板が目印
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園内は 主に奇石博物館、体験学習棟、石の研究棟からなり、広大な敷地内に富士見岩、針葉樹の化石、水原秋桜子句碑、お天気石、アパトサウルスの像などが配されている。 |
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石の研究棟(左) 体験学習棟(中央奥) アパトサウルス(右) |
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◎宝石わくわく広場 (体験学習棟) |
一人30分500円(大人・子供同一料金)で、宝探しができるというものです。 |
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砂利の中から 金属製のサイコロを探し出しそれに記された番号によってダイヤモンドやルビー、サファイヤなどの宝石をGETできるのです。
残念ながら 隊長もも巳子隊員もレアな宝石はゲットできず・・・・。
砂利以外の綺麗な色の付いた石は持って帰ることができます。
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◎石の研究棟 |
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この日は『紙のコレクション展』(無料)が開催されており、ビールや羊羹など、昔のラベルや広告の展示がありました。 簡単なクイズに答えると、抽選で何やら当たるのですが当選品が何だったかは覚えておりません。
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◎奇石博物館 |
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館内の様子
とにかくすごい収蔵量!!
正面の机が解説コーナー |
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解説コーナー |
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テレビ石=石の向こうの文字が表面に浮き出て見えます。 |
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こんにゃく石=長く白い板状の石がぐにゃっと曲がります。
(曲がってる写真が欲しかったすね) |
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その他にも特徴ある石について結晶の構造的お話などしてくださいました。 |
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今月の石コーナー |
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鉄砲玉石(白鉄鉱:Marcasite)
フランス産
1543年8/25種子島に明国船が台風で漂着し乗船していたポルトガル商人により鉄砲が伝来しました。
領主 種子島時尭は複製を命じます。古くから島で砂鉄を産出していたこともあり瞬く間に全国に広がりました。(要約)
鉄砲伝来と白鉄鉱の説明がありました。 |
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化石のコーナー |
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約8千万年前 史上最大の硬骨魚 ポルティウス |
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カニやエビ、イクチオサウルスの背骨等 |
石化トンボ
(化石じゃないよ方解石の沈着化) |
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希石の数々 |
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錦石 青森県東津軽郡産
鉱物学上ジャスパーに属し、無水ケイ酸が主成分。鉄の酸化の状態で色が綺麗
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幾何学メノウ ブラジル産 |
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龍眼石(鉄質団塊) 岐阜白川村産
海底の土砂中で生物の腐敗に各種イオンが関与し「針鉄鉱」「方解石」が凝縮沈殿したと言われている |
オケン石 インド産
カルシウムを主成分にした鉱物。細い針のような決勝が放射状に集合している
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光る石
紫外線を当てると光る石をいろいろ展示しています。幻想的 |
忍草石 ブラジル産
マンガンを溶かし込んだ水が岩石の
割れ目を毛細管現象により運ばれ生成 |
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砂漠の花 メキシコ産
硫酸カルシウムを主成分にする透石膏の奇形結晶体 |
飯盛石(球顆(方解石))米国産
火山岩岩漿の中で発生したガスの気孔にメノウが沈殿し方解石の結晶が穴いっぱいに晶出 |
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みなさんが大好きな宝石類も!! |
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ダイヤモンド 金 |
ガーネット(柘榴石) |
アメジスト |
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そして、へび好きのみなさんお待たせしました! |
蛇”へび”関連の石!! |
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スネーク・アゲート(蛇めのう)
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SNAKE AGETE
米国 オレゴン産
表面は蛇皮のような模様のある白皮を被むり、中は研磨すると半透明淡紫色の玉すい(CHALCEDONY)が現われる。中には蛇皮様の紋理がある。表層は或は蛋白石かと思われる。
(690099) |
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石蛇(古) 奇形アンモナイト(現) |
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Pravitoceras sigmoidale
中生代白亜紀和泉層
この標本はアラビトセラスという白亜紀末期の退化型のアンモナイトである。この標本は赤色部が欠けているが、全体としてS字型をしている。
赤色部は肉体の入っていた住房に当たる部分で、現在の「いか」のような軟体であった。殻の部分は空で海底から水面への浮沈の役割をした。蛇がドクロを巻いた観がするので、中国では石蛇の名で古くより呼ばれた。
兵庫県三原郡西淡町湊海岸産 |
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石蛇(古) (鈎石:Hook stone) |
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Pravitoceras subquadratum
中生代白亜紀和泉層
鈎石(ハミテス)はPravitoceras subquadratumという白亜紀末期のアンモナイトで、ふつうのアンモナイトのように一平面上にまるく巻かないでほどけたようになってカギ型となる。つまりアンモナイト絶滅の前夜の退化型の一例になるものである。
北海道中川郡中川町中川村大和産
(710196) |
カボチャ石と呼ばれるものも石蛇に属する |
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メデューサの首に触れて石になった海藻 ゴルゴニア |
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メデューサとは頭髪の1本1本が生きた蛇でその目に睨まれると石になってしまうというギリシア神話上の女でゴルゴンとはその三姉妹のことです。
「ペルセウスがメデューサの首を打ち取りアンドロメダを救った後に浜辺で休憩し、メデューサの首を浜辺に置いた瞬間に海草が石化してしまう。」これが珊瑚の始まり。」とギリシア神話に書かれている。
石になった海藻は石化した木のようですが現世のサンゴであり、石灰質の硬い石質組織を持っており、大昔の人はこれを不思議に思ったのでしょう。 |
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石になった蛇の卵 |
蛇の卵 現代の解釈 |
石になった蛇の卵
1世紀ごろ、ローマの博物学者プリニウスは、著書「博物誌」の中に、「ガリア人(フランスを中心として住んでいたケルト人のこと)は、多くの蛇が絡み合って身体から粘液と泡を出し、この丸い石”蛇の卵(ラテン語でオヴム・アングイヌム)”を作ると知っていること。」「蛇のシュウシュウ鳴く音とともにこの卵は空中に飛び出してくるので、それが地面に落ちる前にマントで受け止めなくてはならないとガリア人の信仰したドルイド教の僧が説いていること。」「この卵を手にした者は一目散に逃げないと、川にぶつかり行く手を遮られるまで、蛇はどこまでも追ってくること。」を伝えています。また、プリニウス自身もその卵を見ており、「大きさは林檎ほどで、殻には蛸の足にあるような軟骨状のイボがある。」と形状を説明している。」 |
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棘皮動物~ウニの仲間~の化石
標本 ウニ(ペミプネウステス)
産地 オランダ
時代 中生代 白亜紀
「石になったヘビの卵」なるものは、実は古くからガリア人の崇拝していた球形をしたウニの殻のことでした。ガリア人の先史時代の墓からは、「蛇の卵」、つまりウニの化石がたくさん発見されており、彼らがこれを「復活と再生」のシンボルと考えていたと思われます。
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蛇紋岩 |
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ジャモン岩 カンラン石をふくむ岩石が変質してできた岩石で、ほとんど、ジャモン石からできている。黄色がかった緑色で、すべすべした感じがする岩石で、いままで出てきた深成岩と違い、ナイフで傷がつく。
ジャモン岩は、マグネシウムをたくさんふくむため、田畑の土でマグネシウムの不足している所に使われる、肥料の原料にされる。
(*111 P63ジャモン岩の項)
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参考文献*111 「ポケット科学図鑑4 鉱物・岩石」 監修者大塚良平
編集責任者:関根冨士夫 発行所:㈱学習研究社 |
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宮沢賢治の地学散歩
童話作家として有名な宮沢賢治は石ッコ賢さんとあだ名されるほどの地学通で、この蛇紋岩も詩「山の農明に関する童話風の構想」に”なめらかでやにっこい緑や茶いろの蛇紋岩”と紹介しています。
この他にも賢治収集の石や縁の品を展示していました。 |
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蛇紋岩米
蛇紋岩のマグネシウムとカリウムに恵まれた豊かな土壌、清らかな八木川の冷たい水と、適度な日照と昼夜の温度差との好条件が重なり生まれた奇跡のコシヒカリ。
JAたじま
兵庫県養父市八鹿町高柳 |
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蛇石 |
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プラグマチック脈のある片岩(schist)
産地:静岡県浜松市浜北区 天竜川河床
変成岩中に貫入した著しく摺曲した岩脈をプラグマチック脈と呼ぶ。 |
フィンランドのプラグマチック脈がデザインされた切手と共に展示され「図案化された石たち」のコーナーで紹介されており、”蛇石”としての掲載ではありませんでしたが、鑑賞石として”蛇石”がありますので蛇石とさせていただきました。
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鑑賞石 蛇石
こちらは横浜調査記(未編集)「へびや黒田救命堂」さんにお伺いした時に展示していたものを許可を頂いて撮影してきました。()
岩沼市・金蛇水神社様HPにも「形態石」として写真の掲載があります。 |
これら ”へび”に関連する石は
第7章 八、へびの石・化石 に転載することに。
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