|
第5礫群のジオラマ
磐田原台地 山田原遺跡
旧石器時代 1万5千年前の集落跡
礫(火を受けている)は実物を使用
手で触れることができるようになっている。
旧石器時代の槍先形尖頭器・ナイフ形石器なども展示されています。 |
|
|
縄文土器
長者平・大畑遺跡
約5000年前
紀元前3000年頃 時代区分で言うと縄文時代中期です。
この頃より立体的模様の大形土器が出土し始めますが遠州地方には火焔土器のような土器は少ないようです。
祭事というより実用的に使用されてきた側面が大きいと思います。
ただ、この頃盛んに作られた 石棒や石剣といった呪物に使われたであろう遺物がこの大畑遺跡からも出土しています。
|
|
|
甲冑 (三角板革綴短甲・三角板革綴衝角付冑・板綴・頚甲・肩甲)
静岡県最大の方墳 五ヶ山B2号墳 (浅名)
古墳時代・5世紀前半
静岡県指定文化財
県内から初めて一式揃った形で、左記甲冑革製の盾などが出土している。
当時相当な豪族がいたことを示している。
|
|
|
漆塗製品
上記甲冑と同じ古墳から出土
盾は埋葬者の上に置かれ、漆膜のみが残り、盾は朱と黒に塗り分けられていた。
模様は違うものの浜松伊場遺跡出土の鎧のような色と美しいコントラストが想像できますね。
(復元イラストは藁半紙印刷物からわたくしが色付け。) |
|
|
蛇行鉄剣・鉄鏃・鉄鉾・鉄斧
石ノ形古墳 鉄製品
古墳時代・五世紀後半
今回一番の注目がこの蛇行鉄剣です。
これだけ蛇行していると鞘に収めるものではなく権力の象徴として実戦でなく誇示する物だったと思われます。
そしてこの特徴的な形はまさにへびを表していると推測する。 |
今まで 古墳時代は古墳の装飾のみと思っていましたが 後の東京国立博物館の調査で古墳時代にもへび民族の流れが続いていたのではと考えました。 (東京国立博物館調査記 参照) |
|
|
小銅鐸
愛野向山遺跡
弥生時代2・3世紀
高さ7.5cm (銅鏃3.5cm)
「銅鏃に麻の紐を巻き付けて舌に転用している。紐の内側頂部には摩擦痕があり、実際にぶら下げて鳴らしていたことが分かる。」
|
|
|
有孔偏平礫 (自作イラスト)
上記小銅鐸と同時に出土
弥生時代2・3世紀
約5.0×7.0cm
この他
・極小偏平刃石斧 ・ガラス小玉(ネックレス)も同時に出土
残念ながらカメラを持っていかなかったのでスケッチですが豊橋市美術博物館蔵の嵩山蛇穴遺跡 有孔土製円盤と大きさといい形といい極似しています。 |
|