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古代エジプトの美展 調査記 (20年7月2日) | ||||||||||||||||||||||
*注:展示物は 撮影禁止である。 まず 目にする物で多く展示されていたのは「スカラベ」ではないだろうか。 スカラベとは 「フン転がし」のことである。 (写真は手元に資料が無かったため カブトムシ♀とマリモを合成しています。すいません。) いったいどのような 存在だったのでしょうか。 ◎糞を太陽に見たてコロコロ転がしている事。日輪の回転を司るケペラ神の化身とみた。 ◎糞に卵を生み、死んだ大地(糞)から新しい生命が孵化しふんころがしが沸いていて出てくるところから、富と繁栄と子宝に恵まれると崇められた。 ◎ふんのようなものを再生する事。 以上の事から 初めて昆虫に神格を与えられ、印章に、護符に、ミイラの副葬品として、あがめられてきました。 そのスカラベは特に第18王朝(前1567〜前1304年)アメンフォテプ3世の時に大量に造られました。
今回確認できた事。 ミイラの胸(心臓)の上にスカラベの護符を置き再生を願った訳ですが、 下記写真の様に有翼のスカラベとしても祭られたという事です。
という事は 太陽=スカラベ=ヌト神と考えてもよく。イコール= 四、エジプト文明 のへびの「翼のあるコブラ」や、三、ペルシャ帝国のへびペルシャの紋章のプトレイマスの碑文も太陽を表す円盤の両サイドのコブラとも等しい物と推測する。
要するに、翼の間にある中心の紋章はすべて、太陽神と関係があり、再生や、復活を願った物であると推測するのである。 それほどまでにエジプト人の信仰の中には再び生まれたときの事を再生を強く願っていたことを確認できたとといえる。 そして、同様に 今回わたくしの中で1番価値のあるものとしたいのが、 展示物最後のミイラである。 ミイラ自体は、子供の頃から両親につれられどこかの博物館で見た記憶があるのでびっくりしないのだが、 『へびって?』と疑問を持つ事によって見方が変わっていた・・・。
上写真木棺の両側面に描かれている絵が、下イラストであります。 さっさっと書いたので多少違うかもしれません。胴体に赤と黒の点線が2本あった気もします。 写真撮影がだめというのが残念ですが 学芸員に図録を見せてもらい側面の写真が無かったので、許可を得てスケッチしてきました。 家内も同様に「へびだね!」といっておりました。 ミイラの写真など本では見る事ができますが案外、木棺の側面の写真が無いんですよね。今回はいい物を見せてもらいました。
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