蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
岐阜県博物館調査記  (20年8月21日) 

 夏休み連休旅行第2弾・・・。 
 仕事の関係上、普段土・日の休みに遊びに連れていってあげれない分、「夏休みはめいっぱい遊んであげたい!!」 

 ということで 今回は知り合いの間で評判がいい
 
 ジャパンモンキーパーク !!(愛知県犬山市)にいく事に決めました。

 当然の事ながら その周辺の文化財や、歴史に触れて見ようという
 子供の社会勉強も兼ねてである! 「えっへん!!」

 巳美 「 社会勉強って・・。どうせ また蛇を探しに行くんでしょ〜〜〜。」
 巳右衛門 「そ・そ・それは あくまでも 結果見つかればいいね〜〜程度であって。」
        「子供達が喜んでくれるのが一番だよ〜〜〜〜〜〜。 ははっ」
 
日本モンキーパーク       http://www.japan-monkeypark.jp/
・開館時間 季節によって違います。
 平日 10:00〜17:00
 土日祝日 9:30〜17:00
 12/1(月)〜2/28(土)全日:10:00〜16:30
 冬季は不定休

・ワンデーパスポ−ト(入園料+乗り放題)

 
大人(中学生以上)3,900円
 小学生3,200円
 幼児2,400円


右写真・・・入園すぐの看板)

 おいおい。 「へび」じゃなくて 猿かいな?
と言われそうですね。
 たしかに おサルさんの動物園もありますが 遊園地が なかなか楽しめます。
さらに夏季は「ドバット」という ちびっこも大満足のスライダーや巨大噴水がありとても楽しめます。(プール料金500円)
 アトラクション 全部で35種類!!幼児も乗れるものが多いのでワンデーパスポートの価値は充分あるんじゃないでしょうか? 

 『WAOランド』 
 ワオキツネザルを間近で見る事ができました。 
 ワオキツネザルの真似をする 巳子
 『リスザルの島』
 ボリビアリスザルが 人なつっこくそばに来てくれます。
 『フラッシュダンス』
リンドバーグの歌が流れていたよ
懐かしい。

アトラクションの一つ
『アンパンマンハッピースカイ』

 その他ゴーカートやスプラッシュマウンテンみたいなものもあり 満喫!!
 平日は得にいいですね〜〜。
『刃削麺』 と かき氷
 目の前で麺の塊を包丁で細く削り、ちょい辛の 麺が食べれます。
 おいしかった〜〜。
 
ここの「かき氷」には缶詰のフルーツもかかっていました。これまたおいしい。


 あいにくこの日は低気圧の影響で 時折すごい雷と豪雨!!(マジすごかった)
 午後、天気が崩れる事が判っていたので 午前中に屋外のアトラクションで思いっきり遊んでおきました。
 雨の間は屋内のビジターセンターで過ごしましたが。
 3時すぎにはやんでくれましたラッキー!!

感想
 モンキーパークに「へび」との関連性無し。
でも 『また子供を連れていってあげたい。 ”星みっつです〜〜。☆☆☆!!”』

 そして びっくりしたのは 駐車場です。
 モンキーパーク手前で、
 「あれ?ここ駐車場(500円)?」とおもって進んでいくと モンキーパークと駐車場(正規)があります。 さっきの方が安いジャンとおもって通りすぎると 「さらに安い駐車場(300円)が。」
 「おっとっと」 とUターンしようと側道に入ったら 「駐車⇒」と書かれたプレートを持ったおじさんが手招きしている・・・。
 誘われる様に細〜〜い道を進んでいくと農家らしい駐車場に案内され、なんと1日駐車で『200円!!』 平日・土日で金額も変わるのでしょうけど
 うけてしまった。ありえな〜〜い

 しかも

 入口券売所に向かう途中で 家族連れのお父さんから 「券が余ったから買いませんか?」 と言われました。 
 ”ぴらぴらの紙切れのような物”を見せられ 入園1600円のところ 1000円でいいですといわれ買ったら なんと 市町村の広報に付属される地元優待入園券だったのです。
 う〜〜ん 得しちゃったけど しっかりしている町(風土)だなあと感心してしまいました。


最後に オフィシャルHPにクーポン券 がありますが 園内で利用できる割引券等です。
この時は くまちゃんカステラ増量とか 乗り物券割引等だったような記憶があります。



  
岐阜県博物館       http://www.museum.pref.gifu.jp/index.php
・開館時間 季節によって違います。
 4月〜10月9:00〜4:30
 11月〜3月9:30〜4:00
・休館日
 月曜日(月曜日が祝・休日の時はその翌日)
・入館料
 
 大人      320円 ・  大学生    110円
 高校生以下 無料


〒501-3941岐阜県関市小屋名小洞1989
(岐阜県百年公園内)
TEL(0575)28-3111(代)

右写真・・・立派な建物の博物館)

「百年公園」 モニュメント

 三日月の下に蛇の目模様が 2つ!?
 あのモニュメントの◎は、なんですか!!思わず聞いてしまった。
 「漢字の”百”を表しているんですよ〜〜。」
 何でこの公園が百年公園と呼ばれるかは、判らないとのこと。昔からですかね。
リフト
 高さ100mほどの坂をリフトで上り下りする。 
 足の不自由な方にはとても助かりますが・・・。常時2人のガイド・・・。
マムシ 標本
 おとなしいので一般的に人に危害を加えることはありません。

その他
 館内の展示物は郷土に根ざした産業・歴史・動植物などの展示がおもでした。
企画展 『三葉虫の謎』
 立松正衛氏 コレクション


 すごかった!!感動!!

 三葉虫は、もっとも古い化石生物の一つで、今でいうと、カブトムシなどの昆虫・エビ・カニ・クモなどの節足動物のご先祖にあたります。 芸術でした。
http://www.pref.gifu.lg.jp/gaibu/news/release/H20/
z00000292/files/hakubutsukan_h20e2.pdf
 まわりの石膏を彫り、歯ブラシや爪楊枝で綺麗にすると本物の三葉虫の化石が出てきます。(200〜500円)

感想

 ここに訪れたかった理由は『縄文土器』 です。縄文土器を中心としてへび民族にかかわる何らかを見る事ができるのでは?と期待していったのですが・・・。

 博物館の展示物自体は 郷土の動植物・鉱物 や、歴史などの紹介で 土器の展示は少なく 写真撮影禁止・図説無しと いったところです。

 そんなわけで 1992年に開かれた特別展「飛騨のあけぼの」の図説があったので購入してきました。
 縄文土器や、石器などの分布状況などを知る事ができます。
飛騨地方独自の特色と共に 北から関東から。大陸からの影響・交流を伺い知る事ができ。参考になります。 1992年と古いですけどね・・・。

 それにしても 企画展 『三葉虫の謎』  立松正衛氏 コレクション は特に素晴らしかったです。 1・2ミリの細く長い多数の角などを綺麗に折らないように発掘するのは難しい事だろうなぁとも思いますし その収集の数の多さ・多様さ。
 そして 学芸員のお姉さんの説明の素晴らしさ!! これでこそ学芸員と呼ぶにふさわしい!!
 わたくしや、家内の質問にも解り易く丁寧な説明。 ただ見るだけで無く そこに紹介されていない内容の説明もお話頂けました。何番の物は何々と番号も暗記していました。 感動!!。

 「化石のまわりが石灰岩などと分るものは 酸で溶かして取り出す様でそうでない物は地道に削る事。たとえば何番。」 「どういった状態の時に化石となったか。」等々・・・。
 
 わたくし自身 三葉虫って何やねん?と思って入りましたが・・。さらに興味の薄い家内でさえ 言い意味で期待を裏切ってくれたことと思います。 学芸員さんの説明は意義がありますね。 
 娘の巳子も良く見ていましたよ。 その流れで、三葉虫の発掘をしたのですけど 楽しんでもらえました。

 上記図説に関しては 後々縄文土器に自分なりの感想を入れていこうと思いますが 群馬県博物館に 「蛇」「へび」 の興味深い物はありませんでした。

おしまい


 
美濃和紙の里会館      http://www.city.mino.gifu.jp/minogami/
・開館時間 季節によって違います。
 9:00〜4:30
・休館日
 火曜日(火曜日が祝・休日の時はその翌日)
・入館料
 
 大人  500円 ・ 小・中学生  250円
 高校生以下 無料


〒501-3788 岐阜県美濃市蕨生1851-3
電話0575-34-8111
FAX0575-34-8280

右写真・・・美濃和紙の里会館)

紙漉き体験

はがき(六枚) 1回500円
美濃判(1枚) 1回500円

体験してきました〜〜。


折り紙の作品展

折り紙 一枚の紙から百近くの鶴を折ったもの等 水引の作品などが展示されています。


他の展示室には 和紙のできるまでや、和紙のインテリア作品など展示されています。
 (注・・・いづれも撮影禁止)


感想

 ここでも「へび」関係のものは見られませんでした。
 「蛇の目傘」が美濃・岐阜で主に作られる理由に 綺麗な水と気候などが関わって来ており、蛇の目傘(和傘)についてもいろいろ調べる事ができるかなぁと思ったのですが期待はずれでした。

 それから 巳子は 植物から紙ができること理解してくれたかなぁ?
 紙ができるまでに大変な労力が要ることを理解してくれると 物を大切にする気持ちにもつながるのになぁ と思いつつ・・・。

 たのしんでくれたからまぁいいか。 

 最後に ここまで来て紙漉きをしないで見るだけの人は少ないと思うし 入館料はちょっと割高かなぁ。とも思う。
 


 
うだつの上がる町並み http://www.minokanko.com/3udatu/machi1.htm(美濃市観光協会
http://www.telin.biz/mino/(うだつの上がる町非公式ファンサイト)
              
旧今井家住宅・美濃史料館
・入館料
  一般300円、小・中学生100円
・開館時間
  4〜9月 9:00〜4:30 10〜3月 9:00〜4:30
・休館日
  毎週火曜日(火曜日が祝日の場合翌日)
  年末年始(12月29日〜1月3日)



右写真・・・松久家住宅/本住町)
 岐阜県美濃市は 関が原の戦いで功績をあげた金森長近がこの地に小倉城を築城し城下町をつくりました。長良川沿いの上有知湊(こうずちみなと) (上有知は地名)いわいる”みなと”によって、物資集散の一大拠点となり商業都市として繁栄しました。  
 1999年に国の重要伝統的建築物群保存地区に選定され「うだつの上がる町並み」として保存活動がされています。
 「うだつ」とは本来、火災の類焼を防ぐための防火壁で、豪商らが富の象徴としてその装飾性を競うようになり「うだつを上げる」の言葉が生まれました。

屋根神さま(左) と うだつ(右)

 美濃の屋根神さまにまつられている神様は、ほとんどが「秋葉信仰」で『秋葉さん』と呼ばれている。

 ここにも注連縄が!! ”足”もあり、これらは龍といえる。
町並み

こういった 日本の文化は大切に残していきたい。

興味深いサイトに
「卯建の町並み:美馬市脇町南町筋」
http://www.udatsu.vs1.jp/waki_minami.htm
といったサイトがありました。

 上記サイトは徳島県美馬市脇町の”うだつ”を紹介していますが 補足として 中国雲南省昆明市近郊 にも うだつを見る事ができ ルーツではないか?と述べております。
 わたくしとしては 写真を見て、いつの時代の建物か分りませんのでなんともいえません。逆に日本から中国へと 人と共に移動した可能性も否定できないので・・・。 でも 資料としてはとても興味深いですね。
 美濃市と美馬市 ”みの” と ”みま” 発音からも わたくしとしては岐阜県美濃市と徳島県美馬市 との関連を考えてしまう。 どちらもうだつで有名な町です。 つながりがあるのでは?


『屋根神さまのある風景』
http://www.yanegami.com/
http://mblog.excite.co.jp/user/yanegami/entry/detail/?id=4931239
名古屋を主に近県の屋根神さまを研究されているサイト

名古屋の屋根神さまは津島神社や伊勢神宮、氏神である八幡神社の札を入れているそうで、
美濃の屋根神さまは、江戸時代の大火事を教訓に火を防ぐという観点からほとんどが「秋葉さん」という秋葉信仰である。

いづれにしても祠をまつる地所がなかったために屋根の上にまつったようです。


秋葉信仰は徳川綱吉によって広まった。その秋葉山本宮秋葉神社は浜松市天竜区春野町にあり、 なんか縁を感じるんですよね。


感想
 
 岐阜女子大の長瀬さんが、卒論で”うだつ”の研究をなさっている様で”うだつ”の認知度の低いことを感想で述べている様です。
 正直言ってわたくしどもも 紙漉き会館に向かう途中で「あれっ”うだつ”の町ジャン」「時間があったら、帰りによっていい?」 といって ついで気分によってみました・・・。

 家内の巳美も 「あ〜〜! うだつがあがらないの”うだつ”ね〜〜。」といった感じでした。わたくしは知っていましたよ〜〜。

 それはさておき こういう本来の目的では無いところに「へび」「蛇の目」関連はあるもんですね〜〜〜!!
 まず 上記写真にあるように 「秋葉さん」の注連縄=へび 「はい1つ!!」
屋根神さまの注連縄は 注連縄コレクションとしてはいいですね〜〜。
 第7章 へびを表すもの 三、注連縄 に追加 

 「2つめ!!」
 現在美濃市のうだつ保存地区には”本うだつ”が19件あります。
そのうち 3つに『蛇の目紋』を確認できました。
中央(おにがわら)に蛇の目 上部(とりぶすま)に蛇の目 中央(おにがわら)に蛇の目

この城下町に豪商らが富の象徴として競う様に作った”うだつ” 良く目にする家紋らしき模様には、「三つ巴のまわりに12個の点」がほとんどで、少数として「丸に違い鷹の羽」「三つ盛亀甲」「丸にかたばみ」と明らかに家紋があります。
 「三つ巴のまわりに12個の点」は「三巴文と連珠文の軒丸瓦」として遺跡からも良く出土する模様で、平安時代後期以降もっともポピュラーなものです。
 そのような中で、3つも蛇の目を見る事ができるのは、なかなか意味あることでは無いでしょうか。
 今年2008年北京オリンピックのメダルの裏に”(ぎょく)”という”蛇の目紋”があることにお気づきでしょうか?
 この”玉”の蛇の目模様については改めて掲載予定ですが中国 商の時代と関係する物で 商業の商と関係しています。
 この美濃の豪商蛇の目紋  商業蛇の目との関連性を表すいい例ではと思っています。

 今回最後に 蛇の目紋を見つける事ができてほんとに良かったです。
 
 それと こういった伝統や文化がますます認知され大切にされ観光としても注目度が増していくことを願います。
 
第十章 蛇の目って?  ニ、蛇の目に見えるもの  装飾瓦 に追記)

蛇の目のうだつ写真3点は
『Q企画』http://www.qkikaku.co.jp/   http://www.qkikaku.co.jp/120.html(うだつ)
   さんよりお借りしました。

 
飛騨牛一頭家  馬喰一代
 http://www.bakuroichidai.com/index.html
              

やっぱり 
いろいろ付き合わせてしまったお詫びに・・御腹も満足して頂かないと・・・。

 ってことで 飛騨牛食べてきました。

巳美(家内)「な・なんだか・・・。高そうだね・・・・。」
巳右衛門「たしか ネットで見たら高そうだったな〜〜。」
巳美「大丈夫〜〜??」
巳右衛門「ははっ」
 
手前が上カルビ・奥が赤味
赤味も十分刺しが入っているよ〜〜

わさびを頼んで わさび醤油で頂きました。
やっぱり日本人だなぁ ライスにこの食べ方が一番好き。

巳子も満足してくれました。

と、 モンキーパークから 北へと 
足をずいぶん伸ばした 岐阜旅行でしたが 
社会勉強も兼ねた
素敵な旅行をする事ができました。

連休中 お仕事をお願いした両親にも感謝し、
道の駅で買った「柿の葉寿司」と、「ダチョウのタタキ」
をお土産にするのでした。 
あっ写真撮らずに食べちゃった。


おしまい。
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