蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
 2010年03月31日
 今日は恒例の竹の子掘りと 十数年ぶりの花見(桜) 
蓮華寺池(れんげじいけ)公園
所在地 〒426-0014  藤枝市若王子地内
電話番号 054-643-3111
開園時間 無料
通年(年中無休) 6時30分~21時
行事 4月下旬から5月頃・・・藤まつり 
毎年8月7日・・・花火大会
http://rengeji.joho117.com/100/140/ (蓮華寺池公園情報サイト)
*上記案内は調査当時のものです。必ずオフィシャルサイトでご確認の上お伺いください。

 
 蓮華寺池は、慶長18年頃(1613) 若王子村・市部村・五十海村の村民が総出で掘った人工の池であります。
 この池は、雨水を溜めておいて必要に応じて水門を開いてこの付近一帯の田んぼに流し、田植えの時期には貴重な灌漑用水として村民の命綱となっていた尊い水だったそうです。

 ボート遊び(有料)や、アスレチックなどの遊具も充実。4月下旬~5月上旬の藤、7月中旬~8月中旬の蓮など、花の名所でもあります。
 
公園西部の山のもっとも高い場所には古墳群の遺跡が存在する。


ジャンボすべり台

以前はローラー式のすべり台でお尻が痛くなりましたが、プラスチック板になったので指が挟まる心配がなくなりました。
赤い滑り台がおよそ30m、青がおよそ50mほどあります。

但し!! 左記のような滑り方はお止めください!!
滝の広場

 竹の子掘りの帰りにお持ち帰りお弁当屋さんが有ったので急遽 そこでお弁当を買って こちらのベンチに座って頂きました。





藤枝市郷土博物館 文学館
所在 〒426-0014  藤枝市若王子500
TELは 外部委託、市運営で変わるかもしれませんので掲載しません
開館時間 開館時間は午前9:00~午後5:00
休館日は月曜日、祝日の翌日、年末年始、展示替え等の臨時休館日
入 館 料 入場料は大人200円、小中学生は無料です。(変わるかも)
*上記案内は調査当時のものです。必ずオフィシャルサイトでご確認の上お伺いください。



環頭大刀柄頭(かんとうたちつかがしら)

銅地に金箔を施したもの。環の内側に、玉を取り合う2匹の龍を向かい合わせにあらわしている。有力豪族の持ち物か。

瀬戸E-9号墳出土  6世紀 当館蔵

パンフレットより
頭椎大刀柄頭(かぶつちのたちつかがしら)

鉄製柄頭の表面に銀線を象嵌したもの。26区画に区割りされた内部に変形した鳥文などがうめ込まれている。工芸史上でも貴重な遺品。

原・風呂ケ谷5号墳出土  7世紀 当館蔵
(スケッチを元にイラスト作成)
漆塗り大刀柄頭(複製)
表面に直弧文をきざんだのち、黒漆をかけたもの。材料はヤブツバキ。
下藪田遺跡出土
5世紀 当館蔵 
当館蔵といっても 複製?(本物はどこに)
 (スケッチを元にイラスト作成)
他の展示物
市内最古の石器  旧石器時代の末期の細石器。 紀元前10000年 天ケ谷遺跡出土
中部山岳地方の土器 縄文土器 前3000年 天ケ谷遺跡出土 『へびを装飾した土器あり』
玉箆(ぎょくべら) 用途不明の石製品・垂飾か 天ケ谷遺跡出土 おそらく 同遺跡でけつ状耳飾なども出土されているので玉斧(ぎょくふ)ではないでしょうか。
萩ケ谷遺跡出土の石器類 前2500年 この遺跡では直径5mほどの竪穴住居の跡も出土している。
車輪石(しゃりんせき) 機内を中心に分布する腕輪形宝器。この形式のものは分布の東限を示す貴重品。緑色凝灰岩製。 5世紀頭 若王子12号墳出土 当館蔵
五鬼面(ごきめん)1号墳の副葬品 市内最古(4世紀末)の円墳から出土した副葬品
 内行花文鏡、刀子(とうす)、鉄鏃 など
西ノ宮1号墳の副葬品 5・6世紀の古墳群 二神二獣鏡、臼玉の7つ輪の首飾り、立花(りっか)など
 立花とは・・・死者を埋葬する際に石枕を使用する事があるが、その枕の周囲に立てて飾るもの。必ずしも石枕に立てておく必要もない。
屋外展示 軽便(けいべん)
軽便 ・・・ その存在も知りませんでしたが、ちょうどこの日「懐かしの軽便」という企画展をやっていました。 藤枝から袋井の64.6kmと日本で一番長い軽便が通っていたという事です。 一両ないし二・三両で走る地域密着型電車(汽車)のようです。



藤枝市郷土博物館 文学館 感想
 
 今年も竹の子掘り 満喫してきました。
楽しいですね。
 ついでにいつもはお墓参りもするところなんですが、急遽 お花見も。 おまけに郷土博物館にも行けちゃいました。ラッキー。

残念なのはこの博物館、撮影禁止なんですよ。浜松市博物館はもとより東京国立博物館でもフラッシュ以外の撮影は可能なのに。資料すべてをHPに公開する文化財埋蔵センターも増えました。
 撮影禁止の博物館って 建物ばっかりにお金をかけて、展示物は借り物だらけで大した展示物の無い博物館に多いんですよ。 一度来たらおしまい。というような博物館。

 でもココ藤枝郷土博物館は 環頭大刀柄頭、頭椎大刀柄頭といった 目玉がありますし、豊富な展示物で見所は多いと思いますけどね。 もっとオープンにして ブログやHPにも行ってきた。とか これ良かったとか書いてもらえるようにしたほうがいいのになぁ。

スギの輸送
前8世紀ルーブル美術館蔵
それから頭椎大刀柄頭(かぶつちのたちつかがしら)の模様ですが「アッシリア王サルゴン2世の宮殿のレリーフ部分」の大海の描き方に似ています。
左写真は『「週刊朝日百科14世界の歴史」1989年発行 朝日新聞社D-70』より

アッシリアと関係のある民族が藤枝のこの辺りを治めていたのかもね!? 「海から来た王の証じゃ!!」と言わんばかりの象嵌です。

 タマタマ 家内の同級生が子供をつれて滑り台で遊んでいたんですが、友人は一度も行ったことが無いって言うんです。 だから頭椎大刀柄頭の素晴らしい象嵌、薦めちゃいました。でも行かないだろうなぁ。 あの象嵌ははじめて見ました。色は銀色で地味かもしれませんが、わたくしは 一目ぼれでしたよ。だからこの感動を伝えようと一本一本ラインを引いてイラスト作っちゃったほどなんですが、 この苦労が無駄で終わるように 藤枝の文化を外に発信していって頂きたいなぁ。(今回の数点のイラスト、あくまでもイラストですので実物の模様など若干違うことはご理解ください。)
 
「へび調査隊」としての成果は 上記でも触れた
縄文土器 前3000年 天ケ谷遺跡出土 (自作イラスト)

同様な装飾、詳細は忘れましたがマムシを現している土器と記されていた物がどこかで出土していた事を記憶しています。


文学館の方は ・・・・・・。
 「へび調査隊」としては収穫無し。撮影も禁止ですので風景写真もありません。

でも ネットで情報収集と思っていたら 新大阪から藤枝文学館に行った人のブログがありましたね~~。しかも 浜松も静岡も停まらない新幹線に乗っちゃって、小田原からまた浜松に戻ってJRで藤枝に着いたようです。  浜松まで戻らないで静岡からJRで藤枝のほうが早いですが 二度痛いですね(笑)。 最近は新幹線に乗りませんが わたくしも同じような痛い事良くやりました(あっ 違った。しょっちゅう寝過ごすんだ・・・。) 
次で浜松だと思って目が覚めると名古屋なんですよ・・・。横浜で降りたいのに目が覚めると東京なんですよね とほほっ。 新幹線に乗ると本読んでても必ず寝る(笑)。
 文学の事は良くわかりませんが、きっと見る方にとっては素晴らしい文学館なんだと思います。


 花見も十数年前に家族で高遠町の花見に行ったっきり。ホカ弁(どんどん=地元のお弁当屋さん)でしたが 桜の下で食べるのもいいものですね。

 駐車場からの帰り道も 桜並木が美しかったです。


 おしまい





 
 
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