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前4000年 |
ガラス工芸の始まり
言い伝えによると、フェニキアの海岸沿いに硝石の商人が着岸し、乗っていた者たちが食事を用意するために砂浜へちらばった、ところが大なべを持ち上げておくための石がなかったので、彼らは船から取ってきた硝石の塊を支えとして使った。するとこの硝石に火が着き、砂浜の砂と混ざって、輝く未知の液体が流れだした、これがガラスのはじまりにちがいないとプリニオ・イル・ヴェッキオはA.D.1世紀後半に彼が著した「自然の歴史、第36巻、191-192年」の中でガラスの発明をフェニキア人のものと考えながら語っています。物語の中で3つの主なガラスの成分が昔も今と変わらずソーダとシリカと石灰だつたということも正確に研究しています。このようにガラス作りの歴史は古く紀元前4千年に遡ります、このフェニキヤ人がシリコーンとソーダーを混合して作ったのが始まり。 |
(ラグーナ・ムラノ・グラス)様より 注1
ガラスの歴史は古く、紀元前4000年より前にメソポタミアや古代エジプトで二酸化ケイ素(シリカ)の表面を融かして作製したビーズが始まり。 |
(WIKIガラス)より |
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古代~452年 |
ヴェネチアにはウェネティ人(ヴェネティ族)が住んでいた。
[伝説では、アクイレイア、パドヴァなどの北イタリアの都市の住民が、5世紀のゲルマン人のイタリア侵略からのこの湿地帯へと避難してくることから、452年にヴェネツィアの歴史が始まる。 すでに5~6世紀には古代ローマ時代より高いガラス工芸技術を有していた。]注2
要するにウェネティ人はヴェネツィア人でフェニキア人であったという事か。
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697年 |
ヴェネツィア人は自治権を有し東ローマ帝国の支配の元、初代総督を選出してヴェネツィア共和国を起こす。 |
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1291年 |
ガラス製造の秘法を守るため職人と関係者すべてをムラノ島へ軟禁。但し功績者には貴族の地位を。 |
13世紀 海洋王国として地中海の制海権を確保 |
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15世紀末 |
無色透明のクリスタッロが発明されヴェネチアングラス黄金時代 |
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16世紀 |
レースグラスの開発 |
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17・18世紀 |
1797年ヴェネチアの解体、ボヘミア・イギリスの台頭により衰退
一時衰退するがシャンデリアや装飾した鏡になんとか活路を見出す |
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19世紀 |
コンテリエとよばれる1mm以下の極小ビーズ(ベネチアンビーズ)がフランス革命後のブルジョア層に大人気。
と共に、ヴィンチェンツォ・ザネッティ[Vincenzo Zanetti]神父のムラノ・グラス美術館設立と弁護士を辞めサルヴィアーティ工房を設立し古い体制から量産を試みたアントニオ・サルヴィアーティの2人によって再び火がともり発達。 |
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