蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
 2010年07月29日

鳥羽水族館
http://www.aquarium.co.jp/


(パンフレットより)
所在地 〒517-8517
三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
電話番号 0599-25-2555(代表)
開園時間 ◎3月21日~10月31日/9:00~17:00 (但し、7月20日~8月31日は8:30~17:30)
◎11月1日~3月20日/9:00~16:30
休館日 無し 年中無休
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入館料
大人(高校生以上) 2400円
小・中学生 1200円
幼稚園(3歳以上) 600円
 お得クーポン
駐車 2時間 500円  以降30分毎200円
駐車可能台数 500台

*上記案内は調査当時のものです。必ずオフィシャルサイトでご確認の上お伺いください。
 

 入口には なるほどこのあたりの風習 年中注連縄が・・・。
「千客万来」のゴボウ締めですね~~。 「へびって?」注連縄 に追加しとこかな。

 

館内は
[A]パフォーマンススタジアム (Performance Stadium)
[B]海獣の王国 (Marine Mammal Kingdom)
[C]古代の海 (Living Fossils)
[D]コーラルリーフ・ダイビング (Coral Reef Diving)
[E]伊勢志摩の海・日本の海 (Ise-Shima and Japan)
[F]ジャングルワールド (Jungle World)
[G]森の水辺 (Swamp in the Forest)
[H]人魚の海 (Mermaid)
[I]極地の海 (Cold Sea Animals)
[J]日本の川 (The river in Japan)
[K]企画展示室 (Planning exhibition room)
[L]水の回廊 (Aqua Promenade)
と部屋が分かれており 2Fに多くの展示がある、地階~3F構成になっています。

そんな中ならいくつかをご紹介させていただきたいと思います。


[D]コーラルリーフ・ダイビング
コブシメ 赤ちゃん ミノカサゴ

[F]ジャングルワールド
レッドスネークヘッド

【学名:Channa micropeltes】

 タイワンドジョウ科に属し東南アジアに分布しています。
 東南アジアでは重要な食用魚で白身でなかなか美味。
 この魚はかなり大食漢で大型の魚から鳥まで食べてしまう。

[G]森の水辺
ヒロクチミズヘビ スジミズヘビ
【学名:Homalopsis buccata】
最大全長が130cmほどになる。ミズヘビ亜科としてはオオミズヘビよりも大きくなる部類。川や池など様々な環境の水場を生息地とするが、日中は水場付近の倒木や岩の下などに潜んでいることが多く、水蛇の名があるものの完全な水中生活者というわけではない。 弱毒あり。
【学名:Enhydris enhydris】
別名:シマミズヘビ
英名:Rainbow Water Snake とあるように光沢のあるヘビです。成長すると最大80cmになり、インド、中国、マレーシア、バングラディッシュ、ミャンマーなどに生息。
毒蛇 ひゃ~~。
映りがいまいちですみません・・・。

[H]人魚の海
ジュゴン

この年でジュゴン”じゅんいち”君は鳥羽に来て30周年になるようです。
【学名:Dugong dugon】
哺乳動物の仲間で、昔から人魚伝説のモデルとして親しまれてきました。かつては大西洋を除く熱帯、亜熱帯の海に広く生息し、沖縄付近にもかなりの数がいましたが、今では日本近海などでその姿を見ることはほとんどありません。現在は生息数が減少したため国際保護動物に指定されています。

[J]日本の川  亜熱帯の水辺
ミナミトビハゼ

なぜか このゾーンにワニ水槽。
フロリダワニ(ミシシッピ州)
【学名:Periophthalmus argentilineatus Valenciennes】
日本では琉球列島に広く分布しています。マングローブ林床の木陰を好んで生息し、水の中を嫌い水際縁の、小さなエビやカニやゴカイを捕まえて食べます。トビハゼと同様に、冬になると泥に穴を掘って隠れて1月ほど出てこなくなります。

[L]水の回廊
ふれあい水槽 セイウチ ショー (終わりの所だけ)
 巳子隊員 サカナや動物に触るのが好きなようですが、アナゴに触れて エイは嫌ってどういう事?

アナゴってぬるっとするんですけどね? 見慣れているからかなぁ。
【学名:Odobenidae】
北極海の厳しく寒い地域に生息し、オスは体長3.6m、体重約2000kg、メスは体長3m、体重約1200kgに成長する大型の鰭脚類です。
体色は茶褐色で、ズングリとした体型をしており、口のまわりには450本ほどのヒゲが生えています。オス・メスとも上顎の犬歯が発達した牙を持っており、オスでは長さが1mにも達します。このような特徴がゾウを連想させることから漢字では「海象」と書きます。主食は二枚貝で他に、エビ・タコなどの無脊椎動物や魚類を捕食しています。
 他にもいろいろ芸をしたのですが 来て見てのお楽しみと言う事で。 巳好樹隊員は「触りたい」と言っていたのですが・・・。





マリンギャラリー
シェルズコレクション Shells Collection
 京都の画家で貝類の収集家であった、故 寺町昭文氏が約50年の歳月をかけて収集された世界の貝類約7000種類を中心に、世界一高価な貝としてギネスブックにも取り挙げられているリュウグウオキナエビスや世界最大の巻貝アラフラオオニシをはじめ、世界3名宝と呼ばれるオウサマダカラ、シンセイダカラ、サラサダカラ、日本3名宝と呼ばれるテラマチダカラ、ニッポンダカラ、オトメダカラなどを展示。
 ココ鳥羽水族館所蔵約1万3千種の中から約1000種2000点の貝を展示。
エントツガイ (フナクイムシ科)
【学名:Kuphus polythalamia】
フィリピンなどのマングローブの泥中に棲む。1.5m以上の石灰質の棲管を形成する世界一長い二枚貝
オオヘビガイ (ムカデガイ科)
【学名:Serpulorbis imbricatus (Dunker,1860)】
三重県 鹿児島県
右巻きで始まり、後に自由にくねる。生息域は北海道南部以南、九州まで。中国大陸。沿岸の岩礁などに群生している。
軟体を筒状のなかに隠し、汐が満ちてくると粘液糸をのばして有機質の浮遊物をとらえて食べる。
味噌汁塩茹でにして美味らしい。
シロヘビガイ (ムカデガイ科)
【学名:Vermetus decussates(Sepulprbis xenophorus)】
高知県 水深140m
ソメワケヘビガイ (ムカデガイ科)
【学名:Serpulorbis dentiferus (LAMARCK, 1818)】
和歌山県 水深30m
殻の色がハッキリと付いている、付いていないを半分づつ色分けを繰り返しながら育ちます。
岩礁、死んだ珊瑚に固定しています。
フタモチヘビガイ (ムカデガイ科)
【学名:Dendropoma maximum (SOWERBY)】
沖縄県
 サンゴ内に殆ど埋もれて殻口のみを出している個体が多い。角質で丸い褐色の蓋を持つ。小笠原、北硫黄島、硫黄島に多産。小笠原での方言は「まるのみ」、殻口が鑿(のみ)のように鋭く、裸足で踏むと危険の意味。分布:紀伊半島以南。
 蜘蛛の糸のような粘液を海中に流し、それに絡まった海草の破片等を粘液と共に引き寄せて食べます。
ムカデガイ (ムカデガイ科)
【学名:Vermetus renisectus (CARPENTER)】
鹿児島県
 岩礁上に群生、殻はあめ色で上面に太い螺肋があります。分布:紀伊半島以南。
ミミズガイ (ミミズガイ科)
【学名: Siliquaria (Agathirses) trochlearis MORCH】
和歌山県
本州中部以南;熱帯西太平洋域
カラミミズガイ (ミミズガイ科)
【学名: Siliquaria cumingi (Morch, 1860) 】
鹿児島県
分布:四国以南
コケミミズガイ (ミミズガイ科)
【学名:Siliquaria anguina (Agathirses)LONNAEUS)】
沖縄県 水深160m

やや深い所のカイメンの中から得られます。 ミミズガイよりやや細く、殻表の螺肋がとげ状に立つ。分布:房総半島以南。
セワリミミズガイ (ミミズガイ科)
【学名:Tenagodus (Pyxipoma) lacetea LAMARCK, 1818】
高知県 水深140m

海綿中に棲む

 (注・・固体の大きさは名札から判断してください。 名札の横幅約6、7cmかなぁ。)
ひゃ~~ほ~~。 「へび調査隊」として来た甲斐があったと。夢中で写真を撮り、あまりギャラリーのいないこの空間に一番の滞在時間という変態ぶりを発揮するのでした・・・。

しかし、よく見ていると いや待てよ どこが”へび”で何で”ミミズ”で”ムカデ”とは何やねん。見た目はどれも似たようなものである。
 そこで、帰宅後貝の博物館様に電話(2011.7.12)でお伺いしてみました。

◎ミミズガイ科とは、海綿や藻類の中に棲み、体内に濾過装置を持つ”濾過食”であるということ。シロナガスクジラが海水を吸い込んでプランクトンなどのエサを歯(鯨ひげ)に引っ掛けて食べるようなもの。
◎ムカデガイ科のものは、口から粘液質の網を分泌し、これを回収して食べる。(繊毛粘液摂食というが、どうもこれも広義の濾過摂食)
大きくこのように分類されているようですが、どうしてムカデガイとかミミズガイと呼ばれるのか由来や詳しい事は分からないようです。
また、ネットから解ることはミミズガイは小さい丸い環状の殻がきりきりっとして巻き上がり、管の上方に裂け目のような穴が一列をなしているとか、先っぽの細いところまでくるくるっと巻いているところらしい。
一番最初のエントツガイなんて1m以上あるんですよしかも二枚貝です。不思議。

どうせなら ”エントツガイ”を”アナコンダヘビガイ” ”ミミズガイ”を”メクラヘビガイ”(メクラヘビは土中に住む)なんて感じに、にょろっとした貝はすべて”ヘビガイ”と統一して改名したほうが分かりやすいんじゃない?と独り言・・・のようにつぶやくのでした。
参考サイト様
【世界の貝 Seashells around the world】A Collection of Seashells
大島町貝の博物館「ぱれ・らめーる」

感想
 せっかくの休日と夏休みが重なったのに、雨になってしまいました・・・。
室内でも楽しめるように水族館にしようということで 急遽早朝より鳥羽水族館に!! 巳子(長女)と巳好樹の年の差が6歳あるので何度も来ている様でも巳好樹隊員が産まれてからは初めてです。調査隊結成も巳好樹隊員が産まれる前後なのでレポートも初めてということになります。

 いつもは伊良子岬からフェリーで行くんですよ。 だけど前回鳥羽水族館に行った帰りのフェリーが大時化(おおしけ)になっちゃって
 も~う、遊園地のバイキングの海賊船?空飛ぶじゅうたん?のような アップダウンなんです。 わたくしと巳子は遊園地みたいで楽しくて楽しくて 屋外のデッキに出ては波がアクリルの波除けボードにバシャンバシャンかかるのを見ていたんです。 こういうときは楽しまないと駄目なんですよね。家内を含めほとんどの乗客がビニール袋を握り締めダウンしていました。 
「デッキに出ないでください。」と言っていた客室乗務員さんもそのうち姿が見えなくなっちゃうほどで・・。客室に戻ってもフロントのガラスに波がかかるほどひどくなっちゃって。ひょえ~~~。
 自然の力ってすごいですね 重さ2300トン定員500人乗用車40台以上乗せる”どでかい”フェリーが波の力にすごいアップダウンを繰り広げるんですから・・・・。
 帰りは混むといけないから最終の便より一つ早めの便に乗ったんです。 ついている事にその次の便が欠航になってしまいました・・・。(ラッキー!!)

 そんなこともありまして、今回は伊勢湾岸自動車道を通って伊勢湾を回り込んで向かうことに・・・。
すると、
 「ビシッ」 と普通ではない いかにも嫌な音が・・・。

「フロントガラスが・・・」
「ぐにゃんっ」 (心が折れる音)

鳥羽水族館まで距離があるので気合を入れていたのに
わたくしの車を猛スピードで追い越す車が石を跳ねて行きやがった~~。 (”行きやがった~~”なんて言葉、普段は使わないのでございますのよ) でもこの時はついつい。
 急いで追いかけてナンバーの写真も撮ったんですけどね。「あ~~修理代100,000円かな~~ぁ」と落ち込みつつも気持ちを切り替えて楽しんで来ましたよ。
 でもね 自動車保険で自己負担額なく等級も変わらず0円で修理してもらえました。「るん!るん!ついてるなぁ。」


 余談が長すぎですが・・ やっぱり水族館もいいですね~~。
本当はスナメリやアフリカマナティーの動画。ハイイロアザラシが水槽の底で目を閉じて眠りながらお腹を掻く動画なんかもあるんですが どうしても このHPにはマイナーな動物やへび関連をアップしちゃっていますね。
割とそういうメジャーな生き物はすでに他の人が投稿していると思われますしね。 それにやっぱり実際に見に行く楽しみを残しておかなくちゃ。 
 実際見に行くのは楽しいですし、癒されますよ。いろんな表情を見せてくれますからね。

今回アップした、ミズヘビ。わたくしも初めてみたかも。子供達は「あっ ”へび”」 「”へび”がいる」 って大抵 他の動物と反応違いますからね。 子供は好きなんですよ。へびも見ていると楽しいです。
その後から「うわ~~”へび”~」と嫌そうなお母さんの声が入るんですよね。 東海大海洋博物館の時もそうだけど・・・・。

知れば知るほど ”へび”って面白いんだけどなぁ 


 そんな訳で オチってわけじゃないんですが、しめくくりは またしても 食べ物ネタね。
帰りは亀山サービスエリアで夕食を摂ったのですが、
石水亭 横綱かつ丼 880円!!

かつ215g、たまご2個、ライス300g
総量目730gの迫力!

巳子のカツカレーのかつも美味しかったけど、どんだけ大食い家族やねん。

でもココ亀山SAの人気商品は松阪牛で有名な“朝日屋”から仕入れた松阪肉の牛丼950円。のようです。 量で選んでしまいましたが、次回は牛丼にしよう・・・。


おしまい。
 
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