蛇の目ってなんぞや?!
 
へび調査隊記
 2009年11月23日
 地元の日本画家 竹内雅明さんと栗原幸男さんの作品、そして上村松園氏などの作品「近代日本画コレクション選」という企画展がされているという事で掛川花鳥園に行く前に行ってきました。

 左のパンフレットは2009年11/21~1/17まで開かれていた第49回企画展「近代日本画コレクション選」の裏側です。
 地元作家の作品写真(中央部)が載っていましたので裏側をアップしました。
表はカラーで島田市博物館蔵の上村松園「春苑」をメインに掲載してあります。
島田市博物館
島田市博物館公式ホームページ
所在 〒427-0037
静岡県島田市河原一丁目 5-50
Tel:0547-37-1000
料金 1人300円(団体240円)
小中学生以下無料

開館時間

9:00~17:00(入館16:30まで)

休館日 月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月25日~1月4日)、臨時休館日
駐車場 無料
 島田といえば大井川、島田宿でして、江戸時代の大井川は東海道の難所となっており、川越しの旅人で賑わっていた宿場町でした。 現在の大井川は非常に水量が少なく??と首を傾げたくなるほどなんですけどね・・・。
 大井川の川留めの人間模様を描いた黒澤明監督の『雨あがる』も大好きな作品の一つです。

 さて 館内は一階に島田宿の風景、ジオラマ風な展示、
島田髷(しまだまげ)の紹介といった内容がメインとなっております。
 博物館という事で考古的資料はどうなのかな?と思ったのですが私の期待する資料はラウンジのガラスショーケースに数点という感じでした。
 展示物がそれほど多くない印象を受け撮影も禁止ということでしたので 島田の文化財(博物館内HPの確認をすると 多くが個人蔵、寺社蔵という形でしたのでやむお得ないといった感じです。
島田市指定文化財に
 愛宕塚古墳 1基(島田市教育委員会)
 駒形古墳 1基(個人所有)
 横岡宮の段古墳(個人所有)
上記3基の古墳があり、遺物も同時に出土しているようです。横岡宮の段古墳の出土品は東京国立博物館蔵ということなので考古的資料も期待できるものがありそうですが、この博物館では見る事ができずちょっと残念でした。

 撮影禁止ということでしたので、どういった博物館かというのをパンフレットにて掲載させていただきたいと思います。

 
パンフレット (クリックで拡大)
 


島田市博物館 分館
所在 〒427-0037
静岡県島田市河原二丁目 16-5
Tel:0547-34-3216
料金 島田市博物館の入館券で入場可能
開館時間
休日 等

島田市博物館に準じる

館内調査
 門を通り、最初に受付のある日本家屋へ。明治中期建築の資料館でかまどや当時の生活様式を残している。座敷に上がると昭和時代?の電話やテレビなども展示されている。
 最初の民族資料館にも海野光弘氏の版画が展示してありましたが、そこを抜けると中庭に大きなマキの木が迎えてくれる。
 わたくしの住む辺りではマキの木を垣根にする事が多く良く目にするがこれほどの大木は素晴らしい。 ついつい手を触れたくなる。

 奥の白い建物は「海野光弘版画記念館」


 海野光弘氏は静岡市生まれで39歳という若さでなくなった。氏の心あたたまる版画の作品の数々が展示されている。

 期間ごとにテーマを変え展示内容にも変化をもたせているようです。この日は「たたづまいをみつめて」 
 
 版画記念館の奥にはさらに 「民族資料室」がある。
 島田市内の宮野川ラジオ製作所が製作した当時のラジオ、島田市内の職人が作製した助六下駄などとともに 古民具や道具類の数々が所狭しと展示されている。
 新しく手を入れて城下町や当時の街並みを再現する風景が増えていますが
 こういった当時の宿場町の雰囲気を残した町並みもやはり いいものである。



蓬莱橋 (大井川)
 
蓬莱橋の歴史
 1869年7月、最後の将軍徳川慶喜を護衛してきた幕臣達が大井川右岸にある牧之原を開拓しお茶を作り始めた。
 当初は大変厳しい環境の中で、筆舌には尽くせない苦労の連続だったが、そのかいがあって順調に茶栽培が営まれ、生活が安定するに従って、島田の方へ生活用品や食料品を買いに出かけるようになってきた。
 また、島田の方からも初倉に山林、原野の開拓のため出かけるようになったが、大井川を小舟で渡らなければならず、大変危険な事だった。
 そこで、島田宿の開墾人総代達は、時の静岡県令(現在の知事)に橋を掛ける願いを出し許可され、1879(明治12)年1月13日に完成した。しかし、木橋のため大井側の増水のたびに被害を受けてきたので1965年(昭和40)年4月にコンクリートの橋脚に変え、今日の姿となった。

大井川にかかる蓬莱橋は全長897.4m、通行幅2.4mの木造歩道橋で、平成9年12月30日に「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてギネスに認定されている。
 木橋で度々増水の被害にあった為、昭和40年に橋脚だけはコンクリートとなりました。


川上側より撮影
川下側より撮影
 
場所 島田市博物館から 大井川の土手沿いをを川下方向に十数分ほど進んでいった場所。
蓬莱橋案内図(島田市HPより)
料金 歩行者(大人) 100円
歩行者(小人:小学生以下) 10円
自転車 100円
1ヶ月定期券 800円
渡橋時間

8:30~17:00 (休日なし)

 この蓬莱橋、夜になると光るソーラーブリックが両脇に付けられている。
 写真やTVでしか光っている所を見たこと有りません。しかもコレが盗まれたというニュースで・・・。
 二回ほど盗まれた事があると思うのですが とんでもないヤカラだ!!(怒)



感想
 今回の調査は日本画鑑賞と島田市の文化に触れるとてもいい機会となりました。
いつもはおとなしい巳好樹隊員なんですが、今回に限っては島田市博物館分館にて、お座敷ではしゃいでしまって他にお客さんがいなかったからいいものの ちょっと冷や汗ものでした。

 その分館の民族資料室にて瓦の蛇の目模様を見つけました。
 日本いぶし瓦様HPにも名称等書かれています。
 株ミハラ様のHPからは 京の巻き3尺2寸頭という形が近いようですが知識不足で分かりません。

 建物の大棟や隣棟、隅棟などの先端にもちいられる装飾瓦のようですが、鬼の顔でなくても鬼瓦となるようですね。
 また 火事を防ぐ為、水に関係のあるものも装飾にされます。 
 でもきっと何か意味するものがあるのではと思っています。

 掛川花鳥園の方にももちろん行きましたが、「へび調査隊」のレポートとしても今までに2回もあげていますので、今回はあえて掲載しません。 動画もアップしません。 

 余談ですが YouTubeに花鳥園の動画も幾つかアップしてるのですが ”ヘビクイワシ”シリーズなんて 一番最初の頃にアップした動画が一番アクセス数が多いんですよ。花鳥園に飼われる様になってまだ芸をしない「ヘビクイワシ その1」が一年半で600アクセスです。
 3ヶ月前のショーを撮った「ヘビクイワシ その3」(こちらのほうが内容があるような気がする)がたったの24件・・・。不思議ですね。
 まぁ他の方のものに比べて動画のクオリティも内容もそれほど高いものではないんで、全体的にアクセス多いほうではないんですが・・・。 

 それと 某女性歌手のTVで録画した動画をファイル形式をFLV変換しようと思ってYouTubeを(結果的に)利用させていただいたんです。
 公開処理を待ってダウンロードした3分間に107件のアクセスがあったのでビックリしてしまった。
 おそろし。おそろし。もう二度としない。 やっぱ著作権は守らなくちゃ。

 中には エレベータの乗り降りばっかりアップしてる方もいらっしゃるんですが一週間で数百件アクセスあるものもあるんです。ほんと不思議。 「なんだろ?」と思ってあたしもついつい見ちゃった しかもチャンネル開いちゃって他はどんなの?って 。世の中面白い。
 
おしまい
 
 
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