|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
市民ミュージアム浜北『歴史資料館』『特別展示室』 調査記(20年7月10日) |
|
|
◎浜北区文化センター内に
市民ミュージアム浜北があり
二階に『歴史資料館』
同じく 一階特別展示室に
『特別展示室』があります。
いずれも 無料で見学する事ができ,駐車場も無料でありますので近くにお越しの際は お薦めです!!
写真はWIKIより |
|
|
|
市民ミュージアム浜北 歴史資料館 (二階) |
・開館時間
9:00〜17:00
・休館日
毎週月曜日(その日が祝休日の場合は翌平日)
年末年初
・入場
無料
静岡県浜松市浜北区貴布祢291-1
(浜北文化センター内)
TEL:053-586-7310 |
|
正直言って ここにヘビらしきものを見つける事はできない・・・。が
|
三角縁神獣鏡
赤門上古墳(浜北区内野)
古墳時代前期 |
|
|
勾玉 |
|
|
二本ヶ谷積石塚古墳群(4号墳)
(浜北区内野台)
五世紀後半
川原石を積み上げた墳丘で全国的にも珍しい古墳から出土 |
|
富岡古墳群
|
|
神明社上古墳群
古墳時代中期 |
|
|
|
|
|
など
館内にはその他 旧石器時代(約13000年以前)とされる 根堅遺跡の出土品も展示されており 本州で唯一の旧石器時代人骨『浜北人』の骨(でも複製)が展示されています。
旧石器時代〜南北朝時代までの出土品が展示されておりこれで無料なんですから!! |
|
浜北人骨(パンフより) |
|
ただ・・・ へびと思われるものは 何ら無く。 銅鏡(カガミ=ヘビ) くらいでしょうか。
|
|
|
2012年08.08追記 二回目行ってきました
市民ミュージアム浜北その2 調査記(2011.02.26)
|
|
|
|
|
市民ミュージアム浜北 特別展示室 (1階) |
開館時間等は 上記歴史館と同じと思うのですが・・・。
・開館時間
9:00〜17:00
・休館日
毎週月曜日(その日が祝休日の場合は翌平日)
年末年初
・入場 無料
静岡県浜松市浜北区貴布祢291-1
(浜北文化センター内)
TEL:053-586-7310 |
|
ガンダーラ仏教美術・ペルシャ陶器などの展示 と共に、郷土の玩具・暮らしの道具などが展示されている。
また、遠州は、織物が盛んな地域で わたくしの父も浜松工業高校 繊維機械科卒 (寿司屋でありながら) であり、当時は特に繊維が盛んであった。
その織物のできあがる 蚕の卵からシルクを織り上げる工程・綿花から織物にする工程を知る事もでき、社会勉強にもいいのではないでしょうか。
ということで 気になった 展示物
|
|
初転法輪図(釈迦仏の最初の説法)
灰色片岩
パキスタン北部、ガンダーラ
2〜3世紀 |
上記資料名称にも分るように釈迦が菩提樹の下で悟りを開き五人の修行仲間に仏教の教義を説いた出来事であります。
左側で何かを持っているのがお釈迦様でしょうか?
注目したいのは中央の家紋の部分です 良く見ていただければ分りますが十六菊花紋のような紋3つの下にまた家紋のようなものが見えます
|
|
手元にある図鑑で調べた所同じ家紋は見当たりませんでしたが左記の家紋に似ています。
でも 十六菊花紋に対してなのか菩提樹を表しているのか判りませんが弟子達は手を合わせていますね。 |
三つ葉藤 |
竜胆車 |
|
それにしても この片岩が2〜3世紀なので 家紋のようなものがそれ以前にあったことがいえるのではないでしょうか。 |
|
|
青銅製手鏡 (展示目録No.20)
青銅
パキスタン北部
2〜3世紀
エジプトの美展で見た手鏡の形状に似ていますね。
鏡(X+補足 エジプトの鏡)参照 |
|
|
仏陀・化粧する婦人像等
緑色片岩
パキスタン北部
2〜3世紀
|
古代ローマ文明 W・聖シメオン の項にある像はキリスト教徒である民衆をへびにたとえているわけですが シメオンが立つ柱にもウロコ状の模様があるように この仏陀・化粧する婦人像等の柱部分にもウロコ状の模様を見ることができます。
この特別展示室パンフレットとともにこのガンダーラの浮彫りの注釈を中央大学総合政策学部 田辺勝美教授がされています。
ガンダーラの浮彫りとしては極めて珍しい資料である。右端に釈迦牟尼仏陀立像、左は三段にわたり、上から化粧する貴婦人、化粧後の女とその夫(性愛を暗示)、二人の子供が描写されている。特筆すべきは、婦人が手にする手鏡(把手が円盤裏に直径のように水平に付いているのが特色)で、これはローマ帝国から輸入されたものだと考えられる。一方、展示されている別の手鏡(展示目録No.20)は、インド系である。恐らく、仏陀と男女の性愛を暗示する事により生天、彼岸、極楽の楽しさを在家仏教徒に教えているのであろう。 |
田辺教授は 手鏡の形状から手鏡がローマ帝国から輸入されたものと述べられているのだろうか? 柱にウロコ模様が施される事、柱がへびを表す事もしばしばあることですが、更にさかのぼるとシュメール文明では、円錐状のタイルを柱に密に埋め、底辺を模様にする技法が用いられるがそういった柱の様子にも似ている。
注目するところがどうしても”へび”に関するとこなのですが、西から伝播してる様子が良くわかって面白い資料です。
|
|
|
|
|
感想
市民ミュージアムは『歴史資料館』・『特別展示室』共に無料で見られるということがまず一番の魅力であります。
こういった歴史的資料を一般の方達がどういった見方をするかはさまざまですが、博物館といった形で無く、目に触れやすい場所に展示されているのは すごくいい事だなぁと思います。(あたしゃ遠くでも一度は見に行きますが)
この日は郷土の手作りおもちゃという事で 竹とんぼや竹を使ったおもちゃの展示があり巳子(長女)もこっちの方が楽しめたようです・・・。
そして、平成17年11月に開館したと書かれている『特別展示室』 ガンダーラ・ペルシャの展示物は、浜名梱包輸送株式会社代表取締役社長 鈴木鐵男氏 のコレクション というからおどろきである。
ここを知ったのは ちょうど開館してすぐの頃ですが、たまたま市民文化センターに、消防関係の講習に来た際、休憩時間にぶらっと寄ったのがきっかけで、 まだ『へび』に興味を持つ前であったが、感動して帰った記憶が今も残る。
浜名梱包社長 鈴木鐵男氏の遺伝の中に、遠いご先祖様の中に 陸の海のシルクロードを渡り 宝物を輸送していたものがあるのだろうか? 遠いシルクロード文化に思いを馳せ男のロマンを感じずにはおれない。
静岡県磐田市上野部888にある シルクロード・ミュージアムに 同じく鈴木鐵男氏の収集した貴重なコレクションが展示されている。 ここ『特別展示室』は展示替えは無いようですが シルクロード・ミュージアムは半年ごとに展示替えが行われる。
すでに行っているので、また後日『へび調査隊』として 掲載していく予定です。
最後に 『特別展示室』の受け付けにはシルクロード・ミュージアムの割引券が置かれていることもあり(20年7/10現在) 先にここを見る事をお勧めします。
おしまい。 |
|
|
|
|
前ページに戻る |
|
|
|
へびって?(ヘビ民族のルーツの探求)
蛇の目って?(「蛇の目」の事を調べてるページ)
蛇の目ってなんぞや?!(ホームに戻る)
|
|
|